K×B Storiesを作り続けていると、ふと思うことがあります。
「この物語は、どこまで続くんだろう。」
正直に言うと、私にも分かりません。
何曲まで作るのか。
どこをゴールにするのか。
いつ最終回を迎えるのか。
そう聞かれても、今の私ははっきり答えられません。
でも、一つだけ決めていることがあります。
K×B Storiesに、無理な終わりは作らない。
それは、この物語が「日常」を描いているからです。
映画にはエンディングがあります。
ドラマには最終回があります。
小説にも、最後の一ページがあります。
でも、日常には最終回がありません。
朝が来て。
仕事へ行って。
誰かを思い出して。
「お疲れさま。」と言って。
ご飯を食べて。
また明日が来る。
その繰り返しです。
大きな事件が起きる日ばかりではありません。
むしろ、何も起きない日の方が多いと思います。
でも、その何も起きないように見える一日の中にも、小さな感情があります。
少し嬉しかったこと。
少し寂しかったこと。
言えなかった一言。
思い出して笑ってしまう瞬間。
会えなくて少し切なくなる夜。
そんな小さな気持ちが、日常の中にはたくさん隠れています。
K×B Storiesは、その小さな気持ちを一曲ずつ残していく物語です。
だから、大きなゴールを作りたくありません。
告白して終わり。
付き合って終わり。
結婚して終わり。
そんな形にはしたくないんです。
もちろん、それも一つの幸せだと思います。
でも、私はその先の日常も描きたい。
告白した後にも日常があります。
付き合った後にも日常があります。
結婚したとしても、その先にも毎日は続いていきます。
笑う日もあります。
喧嘩する日もあります。
何も話さず、ただ隣にいるだけの日もあります。
忙しくて会えない日もあります。
それでも、誰かを想う気持ちは続いていく。
私は、そこを歌にしたいんです。
KとBは、完璧な二人ではありません。
いつも綺麗な言葉を言えるわけでもない。
いつも正直になれるわけでもない。
時にはすれ違うこともある。
でも、それでもまた少しずつ近づいていく。
その不器用さも含めて、K×B Storiesなんだと思っています。
だからこの物語には、派手な展開はあまりありません。
奇跡のような再会も、劇的な別れも、毎回あるわけではありません。
ただ、二人の日常があります。
夕焼けを見る日。
海を歩く日。
カフェでコーヒーを飲む日。
トラックの中で誰かを思う日。
会えない夜に、ふと相手のことを考える日。
そんな普通の一日が、K×B Storiesでは一曲になります。
私にとってK×B Storiesは、曲を作って終わりの作品ではありません。
一曲作るたびに、KとBの時間が少し進んでいく。
季節が変わる。
景色が変わる。
二人の距離も、少しずつ変わっていく。
でも、二人の空気感は変わらない。
派手じゃなくてもいい。
特別じゃなくてもいい。
ただ、そこに二人がいてくれたらいい。
そう思いながら作っています。
そして、この物語が終わらない理由は、私自身の人生にも少し関係しているのかもしれません。
55歳になって、AIと出会い、音楽を作り始めました。
最初は、ここまで続くとは思っていませんでした。
一曲作れたら嬉しい。
そんな気持ちでした。
でも、一曲作ると、また次の景色が見たくなりました。
次はこんな場面を書きたい。
次はKにこんな表情をさせたい。
次はBにこんな気持ちを持たせたい。
そう思っているうちに、K×B Storiesは私の日常の一部になっていきました。
今では、夕焼けを見ても歌になります。
海を見ても歌になります。
コンビニでコーヒーを買うだけでも、何か物語が浮かびます。
日常を見る目が変わったんだと思います。
だから、終わらないんです。
終わらせる理由がないから。
毎日が続くように。
季節が巡るように。
誰かを想う気持ちが、簡単には消えないように。
K×B Storiesも、これからゆっくり続いていきます。
K×B Storiesは、KとBという二人が紡ぐ、何気ない日常のラブストーリー。
誰かの実話ではなく、誰かの心にある物語です。
だから、この物語の最終回は、私が決めるものではないのかもしれません。
聴いてくれる人の心の中で、KとBが少しでも生き続けてくれたら。
「あ、この気持ち分かる。」
「昔、こんなことあったな。」
「こんな毎日っていいな。」
そう感じてもらえたら、それだけでこの物語は続いていきます。
一曲ごとには終わりがあります。
でも、K×B Storiesという物語には、まだ終わりを決めていません。
今日もまた、何気ない一日があります。
その一日が、また一曲になるかもしれません。
だから私は、これからもKとBの日常を歌い続けます。
特別な最終回ではなく、何気ない今日を大切にしながら。
K×B Storiesは、まだまだ続いていきます。



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