#019 なぜK×B Storiesは終わらないのか。

K×B Stories

K×B Storiesを作り続けていると、ふと思うことがあります。

「この物語は、どこまで続くんだろう。」

正直に言うと、私にも分かりません。

何曲まで作るのか。

どこをゴールにするのか。

いつ最終回を迎えるのか。

そう聞かれても、今の私ははっきり答えられません。

でも、一つだけ決めていることがあります。

K×B Storiesに、無理な終わりは作らない。

それは、この物語が「日常」を描いているからです。

映画にはエンディングがあります。

ドラマには最終回があります。

小説にも、最後の一ページがあります。

でも、日常には最終回がありません。

朝が来て。

仕事へ行って。

誰かを思い出して。

「お疲れさま。」と言って。

ご飯を食べて。

また明日が来る。

その繰り返しです。

大きな事件が起きる日ばかりではありません。

むしろ、何も起きない日の方が多いと思います。

でも、その何も起きないように見える一日の中にも、小さな感情があります。

少し嬉しかったこと。

少し寂しかったこと。

言えなかった一言。

思い出して笑ってしまう瞬間。

会えなくて少し切なくなる夜。

そんな小さな気持ちが、日常の中にはたくさん隠れています。

K×B Storiesは、その小さな気持ちを一曲ずつ残していく物語です。

だから、大きなゴールを作りたくありません。

告白して終わり。

付き合って終わり。

結婚して終わり。

そんな形にはしたくないんです。

もちろん、それも一つの幸せだと思います。

でも、私はその先の日常も描きたい。

告白した後にも日常があります。

付き合った後にも日常があります。

結婚したとしても、その先にも毎日は続いていきます。

笑う日もあります。

喧嘩する日もあります。

何も話さず、ただ隣にいるだけの日もあります。

忙しくて会えない日もあります。

それでも、誰かを想う気持ちは続いていく。

私は、そこを歌にしたいんです。

KとBは、完璧な二人ではありません。

いつも綺麗な言葉を言えるわけでもない。

いつも正直になれるわけでもない。

時にはすれ違うこともある。

でも、それでもまた少しずつ近づいていく。

その不器用さも含めて、K×B Storiesなんだと思っています。

だからこの物語には、派手な展開はあまりありません。

奇跡のような再会も、劇的な別れも、毎回あるわけではありません。

ただ、二人の日常があります。

夕焼けを見る日。

海を歩く日。

カフェでコーヒーを飲む日。

トラックの中で誰かを思う日。

会えない夜に、ふと相手のことを考える日。

そんな普通の一日が、K×B Storiesでは一曲になります。

私にとってK×B Storiesは、曲を作って終わりの作品ではありません。

一曲作るたびに、KとBの時間が少し進んでいく。

季節が変わる。

景色が変わる。

二人の距離も、少しずつ変わっていく。

でも、二人の空気感は変わらない。

派手じゃなくてもいい。

特別じゃなくてもいい。

ただ、そこに二人がいてくれたらいい。

そう思いながら作っています。

そして、この物語が終わらない理由は、私自身の人生にも少し関係しているのかもしれません。

55歳になって、AIと出会い、音楽を作り始めました。

最初は、ここまで続くとは思っていませんでした。

一曲作れたら嬉しい。

そんな気持ちでした。

でも、一曲作ると、また次の景色が見たくなりました。

次はこんな場面を書きたい。

次はKにこんな表情をさせたい。

次はBにこんな気持ちを持たせたい。

そう思っているうちに、K×B Storiesは私の日常の一部になっていきました。

今では、夕焼けを見ても歌になります。

海を見ても歌になります。

コンビニでコーヒーを買うだけでも、何か物語が浮かびます。

日常を見る目が変わったんだと思います。

だから、終わらないんです。

終わらせる理由がないから。

毎日が続くように。

季節が巡るように。

誰かを想う気持ちが、簡単には消えないように。

K×B Storiesも、これからゆっくり続いていきます。

K×B Storiesは、KとBという二人が紡ぐ、何気ない日常のラブストーリー。

誰かの実話ではなく、誰かの心にある物語です。

だから、この物語の最終回は、私が決めるものではないのかもしれません。

聴いてくれる人の心の中で、KとBが少しでも生き続けてくれたら。

「あ、この気持ち分かる。」

「昔、こんなことあったな。」

「こんな毎日っていいな。」

そう感じてもらえたら、それだけでこの物語は続いていきます。

一曲ごとには終わりがあります。

でも、K×B Storiesという物語には、まだ終わりを決めていません。

今日もまた、何気ない一日があります。

その一日が、また一曲になるかもしれません。

だから私は、これからもKとBの日常を歌い続けます。

特別な最終回ではなく、何気ない今日を大切にしながら。

K×B Storiesは、まだまだ続いていきます。

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