028 Kが初めて本音を歌った日
K×B Storiesは、KとBという二人が紡ぐ、何気ない日常のラブストーリー。
誰かの実話ではなく、誰かの心にある物語。
だから、この物語には特別な主人公はいません。
KとBという二人を通して、誰もが一度は感じたことのある嬉しさや切なさ、そして何気ない幸せを描いています。
今回の#028は、その物語が少しだけ新しい一歩を踏み出した一曲です。

K×B Storiesを聴いてくださっている方なら、今までとの違いに気付いていただけたかもしれません。
実は今回の#028は、K×B Storiesが始まってから初めて、K自身の気持ちを歌った一曲なんです。
私の中では、この一曲はとても大きな意味を持っています。
だから今回は、歌の裏側を少しだけお話ししたいと思います。
K×B Storiesを始めた時、私の中で一つだけ決めていたルールがありました。
それは、
「Bの気持ちをKが歌う。」
ということです。
普通なら男性の気持ちは男性が歌う方が自然なのかもしれません。
でも私は、あえて女性の声で歌ってもらいたかったんです。
理由は、とても単純でした。
優しく伝えたかったからです。
力強く訴える歌ではなく、そっと心に寄り添うような歌。
少しハスキーで、温かくて、歌い終わったあとも余韻が残るような歌。
そんな歌声を探して、何十曲も作り直しました。
そして、やっと今のKの声に出会うことができました。
だから#001から#027までは、ずっとBの気持ちをKが歌っていました。
会えた喜び。
会えない寂しさ。
「ありがとう。」
「ごめんね。」
「また会えたね。」
全部、Bの想いです。
でも、曲を作り続けるうちに、少しずつ考えるようになりました。
「Kは、どう思っているんだろう。」
Bはずっと気持ちを伝えている。
でもKにも、嬉しい日がある。
寂しい日がある。
笑顔になる日もある。
Kにも伝えたい気持ちがあるはず。
そう思うようになったんです。
K×B Storiesは、一曲だけで終わる作品ではありません。
一つひとつの曲がつながって、一つの長い物語になっています。
だから、いつかはKの気持ちも歌わせたい。
実は、その考えは最初から心のどこかにありました。
でも、そのタイミングが難しかったんです。
早すぎても世界観が伝わらない。
遅すぎても物語が進まない。
何度も考えました。
そして今回、「今だ。」と思えたのが#028でした。
初めてKが、自分自身の気持ちを歌います。
Bが知らないKの想い。
Kだから感じていたこと。
今まで表には出てこなかった気持ち。
それを一曲に込めました。
もちろん、不安もありました。
今まで積み重ねてきた世界観を変えてしまうかもしれない。
「今までの方が良かった。」
そう思われるかもしれない。
そんな気持ちもありました。
でも、K×B Storiesは変わらない作品ではなく、少しずつ成長していく物語にしたいと思っています。
だから、この一歩は必要でした。
実は、この曲を書きながら感じたことがあります。
今まではKは「キャラクター」でした。
でも#028を書き終えた時、初めてKが一人の「人」として私の中で動き始めたような気がしました。
笑ったり、悩んだり、寂しくなったり。
そんな感情を持つ、一人の女性として。
だから、この一曲は私にとって特別なんです。
もし時間があれば、ぜひ#001から聴き返してみてください。
最初の頃のKと、#028のK。
同じ声でも、歌っている心は少し違って聴こえるかもしれません。
そして、これから先も物語は続いていきます。
またBの気持ちを歌う日もあるでしょう。
Kの気持ちを歌う日もあるでしょう。
二人が同じ景色を見て笑う日もあるでしょう。
そんな何気ない毎日を、一曲ずつ積み重ねていきたいと思っています。
私は昔から、何気ない日常に憧れていました。
特別な出来事じゃなくてもいい。
「おはよう。」
「またね。」
「ありがとう。」
そんな言葉だけで幸せを感じられる毎日。
K×B Storiesは、そんな普通の日常を大切にした物語です。
だから#028は、ただ視点が変わっただけの曲ではありません。
物語の中で、Kが初めて自分の心を素直に話してくれた。
私には、そんな一曲になりました。
これからも、KとBの物語は続いていきます。
誰かの実話ではなく、
誰かの心にある物語として。
もしこのブログを読んで興味を持っていただけたら、ぜひ#028を聴いてみてください。
Kの想いが、あなたの心にもそっと届いたら嬉しいです。



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